000 現場から  ~横法音寺の家~ 『木のいえリノベーション』

120525 竣工

 

120524 玄関土間
今日は玄関ポーチの施工をしました。
4帖ばかりのスペースに親方含め4名の職人さんが働いています。
狭い現場ですが、効率よく各自作業されていました。
この住まいの土間は、田舎の三和土(たたき)風仕上げです。
今回は今までと違って小石を撒き、より昔風の仕上げにしてみようということになりました。
色粉入りの防水モルタルに、紅金華という小石を押さえてもらいます。
その後デッキブラシにて表面を擦って仕上げていきます。
重要なのは、小石の散らばり具合。
写真は職人さんの節分の豆まきのような豪快な撒き方を見て、親方が駄目出し。
そして、自らお手本。
朝の番組の料理コーナーのように頭の上からぱらぱら・・・と。
小石のばら撒き具合で、野暮ったくなるか、上品になるかが決まります。
もちろん今回は親方の上手な撒き加減で、上品な玄関土間になりそうです。
また一つ完成の楽しみが増えました。

120516 現場状況
ようやくゴールが見えてきました。
この時期、急いで決めなければいけない事がたくさん出てきます。
大工工事が終わって、大分内部がすっきりしたので住まい手さんと一緒に現場に行きました。
私は毎日のように通っているので、どんな仕上がり具合なのかが判りますが、
住まい手さんは職人さんに遠慮して、現場の中まで覗くことがなかったそうです。
この日、すっかり変わった内部をご覧になられ、ようやく実感が沸いてきたと、
とても嬉しそうにされていました。
今回は、耐震、断熱補強を目的とした工事でしたが、仕上がりは新築とほとんど変わりません。
そして、あんなに頭を悩ませたもの(構造の補強あとなど)が
すっかり見えなくなってしまったのも残念!
さあ、あと少し。
お天気も味方してくれているような快晴が続きます。

120409 構造補強
改修の現場では、新築では簡単な事でもとても難しいことがあります。
一般的な木造住宅では天井裏の四隅に斜め材(火打ち)を入れ、
建物がゆがまないように固定しています。
菓子箱の蓋を取り、その四隅に三角形の形を作るように補強すると
箱がつぶれなくなるといえば分かりやすいかもしれません。
また四隅を固めるだけではなく、その箱に蓋をするともっと頑丈になります。
私たちが新築の住まいをつくる際には、菓子箱の蓋の役割を屋根面に
構造用合板を張ることで実現しています。
しかし、改修の場合には、そう簡単にはいきません。
今回のように昔の家では、大きな丸太が天井裏を交差しているので、
合板をきれいに張ることができません。
そこで、スチール(鉄筋)のブレース(斜材)を設けることにしました。
鉄骨の建物などで良く見かけるものです。
設置するからには、ちゃんとしたものを使いたい。
今回使用した製品は岐阜の森林文化アカデミーにて試験もしています。
それによると、合板を張るのと同じ強度を得ることができるようです。
鉄と鉄の場合は問題ないものでも、材料の異なる木造と鉄の場合には
慎重に改修方法を選ばなくてはいけません。
他にも写真に映っているような雨染みに対応したり、
開けてみないとわからないことがたくさんあります。
それが改修工事の現場なのです。

120224 土台
改修工事で時間がかかるところ。
それは、床の納まりなのではないかと思っています。
当たり前ですが新築であれば水平も取れていて、土台も新品で床の高さも図面通りです。
しかし改修の場合は、土が腐っていた場合はその取り替えから始まり、
既存の床との高さをあわせるように調整しなくてはなりません。
そして、柱の傾きを調べます。
今回の現場は既存の床と揃えるために、
既存の土台よりも10センチ近く上げることになりました。
そうなると外周まわりにぐるりと床を支える木材を入れなくてはなりません。
外周部分には基礎の補強もしたので、古いものの中に新しい基礎と
土台をつけるような状態になりそうです。
柱についても、垂直を直せるところと直せないところを測りながら、
ひとつひとつ測って刻んでもらっています。
完成後は目に見えない部分ですが、それだけに慎重に丁寧に。
大工さん、ありがとう。。。頑張って下さいね。

120214 上棟
強い寒気が流れ込み、寒い日が続いていましたが、今日明日と寒気が緩むようです。
その冬の合間を縫うように大安の日の工事が進みました。
解体された住まいに改めて新築されたのは寝室とガレージ。
除雪に悩まされることな、冬をく暖かく過ごすための空間です。
全体から比べると新築部分は小さいのですが、それでもおめでたい行事。
新居の様子が少しだけ見えた一日となりました。
住まい手さま、おめでとうございます。
寒い中、作業に携わって頂いた皆さま、お疲れさまでした。

111222 解体工事
45年前に建てられた木造住宅のリノベーションです。
新築で建てられた頃とは家族構成も変わったことや、既存の住まいの耐震性を上げ、温熱環境を整えること、
現在そしてこれからのライフスタイルに合わせて見直すことなどを目的として工事が始まりました。
住まいの改修を行なう場合、設備の老朽化とともに行なう部分改修や敷地に余裕があるということで
必要な空間を増築するような改修が多いと思いますが、
今回の計画は既存の住まいの一部を解体し、さらに増築する非常に珍しい方法です。
建築確認を行なうために行った行政庁によると増築を伴う耐震改修の事例は少ないとのことでした。
写真に写っている青い養生シートを見れば、解体した部分の屋根型が分かりますね。
ここに玄関を作り直し、その手前に駐車スペースを設けます。
工事は始まったばかりですが、早くも完成が待ち遠しいですね。