000 現場から  ~水橋の家~



160227 竣工
設計開始から1年半。
ようやく完成、引き渡しをする事が出来ました。
毎回長時間、そして遅い時間までの打合せ、お疲れ様でした。
打合せの時間以上に、ご自宅で一生懸命悩まれたことでしょう。
塗装にワックス掛けと仕事を終わってからも頑張って下さいました。
おかげさまで住まい手さんの色に染まった住まいとなりましたね。
左官工事の一部は暖かくなってからとなっていますが、その折は宜しくお願いします。
引っ越し作業もありますが、まずはゆっくりお寛ぎください。


160222 完成検査

今日は事務所の完成検査の日。
既に行政の竣工検査は完了していますが、
事務所内検査をまだ済ませていませんでした。
週末に住まい手さんが塗られた床ワックス部分は
立ち入り禁止のためのテープが張られています。
左官の壁は暖かくなってから施工するため未完成。
左手奥の和室の畳は間もなく搬入予定です。
電気屋さんは器具の取付調整中。。。
といったなかでの検査でしたが、
いくつかの修正項目を受けての検査終了。
引き渡しまで、あと少しです。

160129 タイル貼り

大詰めです。
左官作業の前確認などで右往左往しています。
写真は洗面所に貼る大理石のタイルです。
住まい手さんのご希望のタイルです。
この大きさであれば、大きなものをとった後の
端材で作れそうです。
アイデア商品といえるでしょうね。
タイルを横にしたり縦にしたりと割付けを考え、
左官屋さんに張っていただきます。
完成が待ち遠しいですね。

151225 石張り

玄関とリビングに大谷石を敷くことになりました。
自分の住まいをつくる際、事務所の床に
笏谷石(しゃくだに)をひく夢は破れましたが、
今回は石を敷くことになり、とても勉強になりました。
大谷石の種類、表面の仕上げについて
石屋さんにいろいろ教わりました。
大谷石は柔らかいところが難点。
しかし、雰囲気がとても素敵になりました。
施工時は石も濡れていて、緑がきつい印象でした。
これから乾いて柔らかい表情になるのでしょうね。
全体の雰囲気がどうなるか今後が楽しみです。

151216 製材

通常の施工監理から一歩踏みこんで。。。
というのも、以前書いたように
木のスイッチプレートの製材や、
桜の板材の製材など、
日頃行わない作業が続いています。

ありがたいことに、工務店が製材もしているので
とても助かっています。
いつも材料を運んでいただいているHさん。
今日も製材の腕前を発揮してもらいました。

今回日は昔の座敷周りの鴨居梁を床板に引きなおしです。
漆を塗っていたのでよくわからなかったのですが、材料は地松。
現場監督のMさんが釘などを丁寧に抜き、その後、製材をしました。
地松なので、時間がたっていても製材するとどんどん反っていくそうです。
奥の深い作業です。

151207 左官

外壁には鹿児島のシラスを原材料とする
そとん壁という左官材料を使います。
メーカーに塗り見本を出してもらい、
現場で左官屋さんと打ち合わせをすると、
施工要領の通りでは上手くいかないのでは
なかろうかということになりました。
実際、メーカーに聞いてみると
かなり条件がよくないと難しいかもという返事。
そこで急遽、現物を作ることになりました。

予想通り、とても骨材(砂の粒)が大きいのです。
そして寒いので乾き具合も難しい。
希望の仕上がりに近づくにはどうしたらいいのかをいろいろ試してみました。
寒い季節や、暑い季節の左官作業はとてもむずかしいもの。
いいお天気が続くのを祈るばかりです。

151127 内装工事

階段が出来ました。
踏み板も蹴込板も杉板となりました。
いつもは蹴込板を白くするのですが、
杉板大好きの住まい手さんのご希望で、
すべて杉になりました。
窓からの光で蹴込板がぴかぴかに光っています。
次は台所の施工。
どんどん細かくなっていきますよ。

151116 外壁

あっという間に外壁が張られました。
なかなかいい感じです。
鉄色の屋根にこげ茶色の外観。
下見板張りの納まりは、考えれば考えるほど
迷走してしまいます。
それでも棟梁にアドバイスを頂きながら、
すっきりと納めることが出来ました。
次は内部の詳細の打合せが待っています。
頑張って施工図を描かないと。。。

151104 外壁塗装

下見板貼りで、重なるところがあるため
張る前に外壁の板材の塗装を行いました。
住まい手さんはローズウッドの色を選択され、
ぐっと落ち着いた雰囲気になりそうです。
外壁の枚数は250枚。
木の表面の違いで塗料の色も若干違います。
基本外部なので赤味の板となりますが、
少し白太が混じっています。
そこは念入りに塗布しました。
大工さんも現場で待っています。
お待たせしました!

151015 現場概況

外部は下地を順番に張っているところ。
内部は床の杉板を張り始めました。
内外同時に進めている大工さんに追われ、私は
施工図をせっせと描き打合せを進めていきます。
電気屋さんも急かされ、少し弱音もちらほらと。
でも、皆さん丁寧に仕事をされています。
正面の玄関からの景色。
良い感じに緑に隠れ、
落ち着いた雰囲気になりました。
外壁は下部分が、下見板。
上はそとん壁になる予定です。

151003 屋根瓦葺き

瓦屋根の家は久しぶりです。
住まい手さんが選んだのは新潟の安田瓦。
自ら産地に赴いて選んでこられました。
よく見ると表面に縮れのような模様があります。
色も鉄色というそうです。
晴れているときは、銀色なのですが、
雨の日はまた違う色になって実に面白い瓦です。
色も遠くから見ると、まだらになって見えます。
寸法もこれくらいっといった感じで、おおらか。
その分、施工が大変ということでした。
瓦屋さんの腕できれいに並べていただきました。

150919 屋根仕舞い

上棟の後の屋根仕舞。
通気層を断熱材の上に作っています。
空気が止まらないように、
大屋根の下地の向きを変えています。
さらに、空気が通る穴を施工。
すべて隠れてしまいますが、
一番重要なところです。
屋根を作るのも一苦労というところです。
見えないところこそきちんと。
大工さんありがとう。

150916 上棟

心配していた雨に降られることなく、
秋らしい天気のなか、
無事上棟を迎えることが出来ました。
住まい手さん、おめでとうございます。
既存家屋の瓦屋根とのバランスも
事前に何度も模型で確認した通り。
夕日に浮かび上がった切り妻のシルエットは
シンプルで力強い美しさでした。
作業して頂いた大工の皆さん、お疲れ様でした。
明日も引き続き宜しくお願いします。

150831 スイッチプレート

住まい手さんの希望はそれぞれ。
毎回さまざまな要望をお聞きします。
ほんとに多種多様。
今回は、スイッチプレートとなりました。
通常はアルミのプレートを採用していますが、
木製のプレートを一部採用しています。
さらに、そのプレートも
材料から挽くことになりました。
それがこちらの写真。
長年土の中に埋まっていた杉です。
根っこの部分なので曲がりがあります。

土の中に埋まって長期間経っているものを神代杉といいますが、
神代杉までは行かないかもしれないとのこと。
ちょっと期間が少ないのかもしれません。
神代杉よりも若干軽いようです。
水橋の家では、この木を製材してプレートに加工してもらいます。
曲がりやら割れやらたくさんありまして、
ほんとにピンポイントの製材でした。
一番左側の材料が、取れたもの。
残りは腐りや割れがありました。
しかし、まだ安心は出来ません。
製材してからも曲がってしまうかもしれません。
様子を見て採用を決めたいと思います。

150819 梁選木

予告どおり梁の選木。
海風もあってとても涼しい日となり、
選木日和でした。
工務店とプレカット工場の担当者の方は
頭にタオルを巻いてがんばっていただきました。
今回は、何本かはとても重いものがありました。
計ってみるとやはり含水率は高いものでした。
赤味の強いものということもあって、
水が抜けにくいのです。
しばらく外部に干しておくことで、
少しは含水率が落ちることを期待しています。

今回も、婦負森林組合に自然乾燥のお願いをした材料です。
ずいぶん前に発注し、倉庫でゆっくりと乾燥させています。
それによって、内部割れを防ぐことが出来ます。
内部割れは表面には出てこない割れのこと。
材料のストックをしてくれる森林組合にはとても感謝しています。

150810 柱選木

暑い日となりました。
早めの夏休みをいただき、2日前まで高地
寒い夜を過ごしていたのに、すごい温度差です。
いつもは婦負森林組合にて選木をするのですが、
今回は柱を調達する氷見の岸田木材さんに行きました。
以前より製材所へのお誘いを受けていましたが、
なかなか足を運ぶことが出来ませんでした。
行って驚いたのは、大きな製材所だったこと。
森林組合並みに土場が広く、そしてきれいです。

良い製材所というのは、土場がきれいであることが大前提です。
きれいでないと虫が入るからです。
この製材所の得意としているものは、新月伐採だそうです。
新月に伐採した木は強度、材質ともによいものとされています。
ただ、科学的に根拠はないそうです。
主に梁材などに使用されています。
ですから梁材もお願いするべきところですが、
今回は富山市産材を主に使うため、
柱のみのお願いとなりました。
一等材の柱なので、節があるものとなりますが、
その中でも節の入れ方の好き好きで柱を選木していきます。
お盆明けには梁材を選木する予定です。
少し涼しくなることを期待しています。

150721 遣り方

着工の運びとなりました。
残す部分はしっかり養生されています。
解体を行うと当時の断熱性能などがわかります。
ひどい家では断熱材さえない家もありますので、
今回は断熱材が入っていたことは嬉しい限り。
欲を言えば少し断熱強化をしたいところですが、
予算のこともあり、そのままとなりました。
新しい住まいは、新しい省エネ基準を
満たす仕様となっています。
ですから引っ越された際に違いを実感できる
のではないかと楽しみにしています。

150602 解体準備

既存の一部を残して解体し、
新たに住まいを増築します。
長く住んでこられたお宅の家財は、
ご覧の通りきれいに運び出されました。
あとに残された襖や照明が
わずかに住まいの記憶を感じさせます。

間もなく準備完了!
11月の末頃の完成を目指して工事開始です。