013 リアフォグランプ

これは何の写真でしょう?
正解は自動車の後部ライトの写真で、左は夜間の通常点灯、右はリアフォグランプを同時点灯させたところです。光の強さはブレーキランプを点灯させた場合と同程度です。
一部の車には標準で装備(特に輸入車の比率が高い)されています。

リアフォグランプは本来、霧や豪雨あるいは吹雪等で視界が悪い時に点灯し、後続車からの視認性を高めるための装備です。ところが日本では認知度が低いため、天候に関わらず常時点灯しているケース(特にドイツ製高級車の方が多いようです)をよく見かけます。今日も目の眩むような光を残し走り去って行く車に出会いました。こうした誤用は後続車に対して眩しさと不快感を与えるだけでなく、肝心のブレーキランプが点灯していることを認知しづらくするため、追突される危険性をはらんでいます。安全装置が逆に危険を呼び込むことになりかねません。もはや、装備されているから全部点けているんだ!・・・では済まされない問題です。
日本の住まいは、近代になるまで行灯の明かりを頼りに夜間を過ごしてきました。ところがいつの間にか「明るさ」=「裕福さ」の象徴とされ、夜間でも日中なみの照度を求める暮らしへと変化してきました。人体の生理機能には夜間の照度は落とすべき(自律神経を刺激しないため)であることは明白であるのに・・・。設計(設置)する側も悪いのかもしれませんが、明るいこと以外を受け付けない(落ち着いた明るさであることを理解しようとしない)住まい手側にも問題があるように思います。
私の住まいでは基本照度(照明メーカーの推奨する設計基準照度)を落とし、かつ電球色のランプを使用しています。また読書する際には、手元のみを照らす読書灯もしくはフロアスタンドを併用しています。かく言う私も10年ほど前までは蛍光灯の生活でしたが、照明器具が故障したことが今の生活を始めるきっかけでした。(A)

013 リアフォグランプ” に対して2件のコメントがあります。

  1. ku-so-kenchiku より:

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    リアフォグの件、確かにいますねぇ。車のことを知らない輩がこれ見よがしに。因みに、私は、8号線などを走っているとき、以上に後ろに接近してくる車がいると腹が立つので点灯します。って危ないかな・・・

  2. miz-arch より:

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    ku-so-kenchikuさん、こんにちは。
    異常接近への威嚇行為・・・。
    なるほど、使えるかもしれません。
    私は空想ブレーキ(遊びの部分でブレーキング)で対処しています(笑
    お互い、安全運転で行きましょう。

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