044 断熱材

写真の壁面に見えるグレーの部分は、私たちが断熱材として使用している「ウールブレス」という商品です。商品としては「バージン」と「リサイクル」の2種類ありますが、私たちが使用しているは、スーツ等の中綿をリサイクルして作られた、「リサイクル・ウール」です。接着剤など有機系化学物質を使用していない自然素材ですから、環境負荷も少ない(石油製品系の断熱材のように生成エネルギーを必要としない)「地球にやさしい断熱材」といえるでしょう。
問い合わせ:(株)ムラモト

※輸送コストと金額差を考慮した結果、2006年からは、より性能の高い「バージン・ウール」を使用しています。

住まいの基本性能のうち、特に重要視されているものの一つが断熱性能です。「内断熱」「外断熱」など様々な工法があり、それぞれのメリット・デメリットが存在します。その中で私たちが標準的に選択しているのが「壁体内断熱」と呼ばれる古くからある断熱方法です。この工法の弱点は壁の内部が結露し、構造材に影響を及ぼすおそれがあるということですが、これを改良するために外部に空気層を設け、結露しにくい外壁としています。さらに前段の「ウールブレス」を利用することで壁内の湿度を適正化させているのです。(ウールブレスは自然素材なので吸放湿性にすぐれています。また防虫・防カビ効果もあるので、「見えない壁の中」を安全に保てます。)
ウールブレスよりも、性能的あるいは価格的に優れている断熱材はヤマのようにありますが、冒頭に記述している通り、環境負荷が高かったり、湿気を溜め込み、終には溶けて無くなってしまうような製品は、私たちの基準では使用に値しません。永く住まう「わが家」であるからこそ、「長期的視野」にたった住まいづくりを考えることが重要だと思います。(A)