050 子供箪笥

長女が生まれた際、出産祝いにと奥さんのお父さんが「嫁入箪笥」ならぬ「子供箪笥」として贈って下さったものです。もう少し正確に言うと、お父さんに頂いた(箪笥を購入する目的の)お祝いのお金で、私たちが kino workshop さんに製作を依頼し、完成したものです。またこれが初めて kino workshop さんと一緒にした仕事でもありました。
まず最初にデザインをどうするかについて、私たちと kino workshop さんと数度やりとりし、その後使用する素材について調整していきました。「白い家」のインテリアに合うような面材としてカエデを選択、私たちの仕事も木に関係することから娘も小さい頃から色々な木に振れて欲しいという願いを込めて数種類の木を引き手に組み合わせました。

住まいを設計していた頃は(漠然と将来的に何かを設置するためのスペースとして考えていましたが)この場所に子供用の箪笥を設置するなんてことは考えていませんでした。この箪笥を設置することが決定した際に、このスペースの空き寸法に合わせて作ったので最初から計算されていたかのように、しっくり馴染んでいます。
最初から全てのことを決定してしまうと、想定外の出来事に出会ったときに(むしろその方が多いかもしれません)対処できなくなり、住まいの中に本来なら収納されるべきものがはみ出て来ます。そうなると完成して間もない頃には計算できていた美しいインテリアも、年を経るごとに乱れてくるでしょう。そうならないためにも融通の利く空間設定(間取り)と十分な収納、そして曖昧な空間も必要なのだと思います。(A)

050 子供箪笥” に対して1件のコメントがあります。

  1. ムラ-ノ より:

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    PASS:
    「新しい住まいの設計11月号」買いました。「桜町の家」見ました。
    ヒバも杉もワラスサ入りの漆喰も上下にスライドする障子もみんな
    きれいに写っていました。特に和室の障子越しに見た庭とヒバの浴室、
    洗面室がすばらしい。すばらしいけど私は神戸であなたは富山で少し
    遠すぎます。

  2. miz-arch より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ムラーノさん、こんばんは。「新しい住まいの設計」購入頂き有難うございます。写真がきれいなのは全てカメラマンさんのお陰です。
    ドライブがてら・・・というには遠いですか(笑
    ちなみにHPにある東山台の家は西ノ宮で、こちらからサンダーバードの始発と最終を利用して通っていました。また白い家、黒い家は大阪から富山へ始発・最終で通ってました(笑
    メール頂ければ関西在住の設計者を紹介いたします。遠慮なく相談下さい。

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