つばめの子育て

2002年の竣工当時から春先になると、数組のツバメたちが巣を作ろうとわが家の軒先に押しかけてきます。ツバメが巣を作ると、その下の糞の後始末が大変ですし、そもそも作ろうとしている場所が玄関扉の真上や車の上だったり、仕舞いにはガレージの照明器具の上(漏電事故が心配!)だったりします。そこでツバメの観察という教育的なことも行うことなく、已む無くツバメの作った巣を落としていました。ツバメがあきらめるまで、何回も。それでも、毎年毎年、巣を落とされても落とされても作り続けるツバメ達。そのたび、心が痛むのでした。。。
そしてついに観念して、昨年からツバメに軒先を提供することにしました。昨年は無事、4羽の雛鳥たちが巣立っていきました。

今年も昨年と同じ場所に巣を作り、昨年より1羽多い、5羽の子宝に恵まれました。毎朝元気に、ピーピー鳴いています。ただ、巣が小さいのか、体が大きくなりすぎたのか、ついには巣から1番体の小さい雛鳥が1羽、はみ出てしまいました。そして巣から落ちてしまった雛鳥を偶然にスタッフが見つけ、元に戻すことができたので事なきを得ましたが、住まいを設計しているものとしてツバメに言いたい!
来年は、もう少し大きい巣をつくりなさい。
更に!自分のそそうしたものは、自分でかたずけなさい。(さすがにこれは無理か!)
こうしてハラハラドキドキの子育てを続けるツバメたち。
でも、あと少しで巣立って行きそうです。
観察されたい方はお早めにお越しください。(K)
【110620追記】
手狭になった住まいに見切りをつけたのか、6/18の朝、巣を飛び立ち、そのまま戻ってこなくなりました。数日は飛行訓練するものだと思っていたのに、意外とあっけなく巣立ちを迎えることになりました。毎日あれだけ騒がしかったのが嘘のようです。

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