132 住まいのお手入れ

今年のゴールンウィークは例年以上の大型連休で天候にも恵まれ、遠出された方も多かったのではないでしょうか。部活動に熱心な中学生のいるわが家では、彼女を置いて出かける訳にもいかず、連休前半は住まい手さんと打合せ、後半は図面描きといった具合で、ほぼほぼ仕事をしていたような状況でした。そんな中でも、午後からは休日なんて日が何度かとれたのは幸いです。その中の1回は住まいのメンテナンスにあて、今回は暇を持て余している小学生の次女と一緒にワックス掛けを行いました。この季節、天候も良く、乾燥も進むので住みながらの作業にはうってつけ。翌日には大部分が乾いて普通に暮らす事が出来るようになります。

私たちのつくる住まいには床はもちろんのこと、外壁に無垢材を使用している場合が殆どです。この場合のお手入れのタイミングですが、外壁について通常は竣工後翌年、その後三年後、その後は五年毎にと伝えています。それでも建設地や使用部位によって劣化具合が異なりますし、使用した塗料の種類によっても変わってきます。そこで最終的には住まい手さんの判断にお任せしていますが、塗り替え時期としては梅雨前のこの時期がベストでしょう。
今年も連休前に住まい手さんからの塗料取り寄せの依頼がありました。内部の床のお手入れですが、これは暮らし方によって大きく変わるので、一年点検の折に様子をみて、住まい手さんと相談で決めています。内部のワックスがけは住まいながらに行うため、家族旅行の前日や天候の良い日などをお勧めしています。24時間家を空ける事が出来ない場合は、動線を確保しつつ半分ずつ。。。などのように出来る範囲でのメンテナンスがいいでしょう。
写真は床塗りが終わった後に自家製文机にワックスをかけているところですが、こうして小さいうちからメンテナンスに携わることで手入れの重要性を学んでくれたらと思います。写真では艶艶とした色になっていますが、実際にはベトベト。これもそのままで、かけすぎるとどうなるのかを身をもって体験中です。おかげでいつも以上に自分の学習机につく事が多くなりました。目出度し目出度し。(A)

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