000 現場から  ~伊豆のペンション~ 『木のいえリノベーション』

220305 竣工
竣工検査と写真撮影を行いました。家具や寝具、植栽などで飾られた空間は、すぐにでもお客様に利用して頂けるような状態です。そして、ありがたいことに新しく生まれ変わった客室に試泊させて頂きました。自分で設計した空間に泊まれるなんて、なんて幸せ!
そして一晩ゆっくり考えながら、家具の配置やアメニティ用品の置き場などを確認し、翌朝、オーナーと調整、これでお客さまを迎える準備は万端です。

 

 

220206 左官と塗装
佳境に入っています。先週の土曜日から現場を訪れ、客室の壁の左官と塗装をセルフビルドで施工しました。今回も木窓の家で採用した塗料を使いました。少し大胆に、全ての客室に施工しています。その理由は、宿泊施設は大体10年ずつにリニューアルするのが理想的だから。オープンして初めてのリニューアルとなる今回。そして次回のリニューアルの際、壁の色を変える事を前提に、オーナーが自分で施工できるような塗料として選んでいます。また、壁の汚れなどのメンテナンスも自分で補修できるように。また、塗装下地に壁紙を張ることで、塗装ではなく、左官も施工できます。
今回の作業にあたっては、オーナーご夫婦とご姉妹、そして私たちの6名で施行しています。パティシエの奥さまは、何事もたっぷりと。左官もペンキもたっぷり堪能されました。御飯もたっぷりとごちそうになり、おなかがすく暇もありませんでした。たっぷり三昧の4日間でした。次は、床のワックス掛けとなります。それまでにコロナ禍が落ち着いていれば・・・と願うばかりです。

220116 現場状況
先日の大雪で伊豆半島は車が坂道を登らない事態に陥り、大工さんは現場手前の坂道の登りはじめで溝にはまったそうです。突然の雪には困ったものです。しかし、現場を訪れた週末は良いお天気。大雪の富山から別世界です。職人さんたちとの打ち合わせに加え、オーナーとタイルや建具、客室のインテリアなどの打合せをしてきました。
今回、現場で驚いたことがありました。現地は正面の道路から玄関まで10mほどもある階段を上がることになっているのですが、反対側にも道路があり(こちらは玄関と同じ高さになっている)ますが、生い茂った草や樹木でお客さまに利用して頂けるような環境ではありませんでしたが、今回訪れた時にはオーナーの施工で、樹木も整備され、踏み石もしつらえられていました。これで、年齢層の高いお客様にも対応できそうです。
工務店も、オーナーも全員チーム一丸となってゴールを目指しています。

211224 現場状況
着工して1か月。リフォームによくある、驚きの数々。小屋裏の梁の位置や柱の位置を確認したうえでプランニングをしていたのですが、解体してみると当初の想定と食い違っている部分が見つかりました。それを大工さんと打合せしながら進めています。加えて、20年以上経った建物の不具合なども直しながらの新しいプランに変更していきます。
現場の方は、しっかりした大工さんのおかげで、予想通りの空間に仕上がり、2部屋を1つにまとめたこともあって、空間もゆったりとし、窓面積も大きくなって明るくなった感じです。
新年からばたばたとしそうな予感。気が緩まないように。

211123 工事着手
ご縁があって、伊豆にあるペンションを部分リノベーションすることになりました。
現地へ向かったのは勤労感謝の日で、高速道路を7時間弱の旅。朝6時に家を出て、午後から部分解体が終わった現場で工務店さん、職人さんとの打ち合わせ。それが終わると休憩も程々にクライアントとの打合せ。ありがたいのは宿への移動と食事の心配が要らないこと。しかも、美味しい!夕食後にも打ち合わせ再開で、密度の濃い1日でした。
翌日は風が強めの朝で、建物前に見える抹茶プリンのような山肌は、茅が激しく揺れ、見たことのない景色に感動です。朝食後は前日のやり残した部分の打合せと解体した現場で構造体や配管の確認など、やることは盛りだくさん。お昼に現地を立つ際に、お車の中で、、、と、頂いたお弁当を手にしながらのドライブ。あっという間の二日間でした。

工事中の窓からの眺め。この景色を楽しめるような客室になります。