000 現場から  ~ひばりの家~ 『木のいえリノベーション』

 

220720 竣工
建築センターの完了検査が終わり、あとは引越しを待つばかり。
住まい手さん、大変お待たせしました。

 

220712 美装工事
各所の養生が外れ、クリーニングを行いました。部分的に内装工事や設備系の工事が残っていますが、完成に近づいてきました。週末には住まい手さんと一緒にワックス掛けや外部木部の塗装などを行う予定です。床の杉板は住まい手さんの希望で、ほとんど節の無いものとなっていますが、赤身と白太の入り具合を見ながら丁寧に張り分けられているのが分かります。白を主体とした優しい色に包まれた空間は、住まい手さんのご希望通りの清潔感のある美しい出来栄えです。引越しまであと僅か。大変お待たせしました。

220628 台所工事
昨日、システムキッチンの設置が完了しました。完了というものの、実は食器洗浄機だけが未設置のまま。ほとんどの住まいでミーレの食洗機をご利用いただいていますが、新型コロナウイルス、半導体不足などから供給不足が続き、長らく納期が未定のままでしたが、ここにきて7月頃には回復するとの兆しが見え始めました。まだはっきりとしたことは不明ですが、9月までには設置できるのではないかと思います。
さて現場の方ですが、キッチンの設置完了を待ってましたとばかりに周辺のタイル貼りの準備が進められています。壁にはタイルの形に合わせて墨出しがされ、半端がでるところはどのようにしたら良いかの打合せを行いました。それにしても天井面の仕上としたベイスギのきれいなこと。周辺より一段低くして象徴的に作った甲斐がありました。こちらは完成したら改めて写真にて紹介したいと思います。

220619 左官工事(セルフビルド)
朝からセルフビルドで左官作業を行いました。塗ったのは、漆喰と珪藻土をブレンドしたものです。ご家族全員で参加して頂きましたが、とにかく夏の入口とあって暑いこと!建物の中は断熱材で守られているとはいえ、気が付いたころには熱中症の一歩手前。差し入れで頂いたスポーツドリンクのおかげで、なんとか回復できました。
左官は2階の個室で練習して、そのあと、リビング、和室へと進みます。そして最後はトイレの小壁。上達した腕で模様を楽しみながらの施工となりました。そうそう、ここだけ色を変え、ちょっとした遊び心を追加です。隠れミッキーもいるようです。住まい手さん、お疲れさまでした。水の引いたあとの仕上がりが楽しみですね。

220608 タイル工事
今週の初めに足場が解体され、室内はいっそう明るくなりました。現場は順次、細部の仕上げを行っているところです。今日はタイル工事と塗装工事。いずれも細かい埃を嫌う工程で、おかげで室内は静かな状態。埃を吸い取る掃除機の音が一段と大きく聞こえます。その横で、ロールスクリーンを入れるための寸法を測ったり、照明器具のチェックをしたり、いつも以上に気を使いながら自分の作業を進めました。外部では、土間コンクリートを打つ作業が進められ、静けさの中にも賑やかな現場でした。皆さん、あと一息、宜しくお願いします。

220602 内装工事
工事終了まで残りひと月少々。しばらく閉じていた吹抜も元に戻され、室内に明るさが戻ってきました。壁も白く仕上がっているので、以前よりも更に明るく清潔な雰囲気です。これで外部足場が解体されると、一気に明るくなることでしょう。6月に入り急激に日差しも強くなってきましたが、断熱サッシのおかげで室内はそれほどでもなく。早く養生が外れる日が待ち遠しいこの頃です。

220519 壁紙クロス工事
吹抜部分に足場が組まれ、壁紙を張る作業が行われています。既存部分はもともと張ってあったものを丁寧にはがし、不陸などの調整をしたうえでの施工となるため、厚めのリフォーム工事に適した製品を使うことになります。住まい手さんに選んでいただいたのは、もとのクロスに近いもの。今回の工事で手を付けない部屋もあるので、違和感なく見えることでしょう。
今日は30℃を超え、全国で一番暑かったそうですが、断熱材の効果もあって住まいのなかは快適でした。

220506 造作工事
大型連休も終わり、今日から現場が再開されました。お休みと言っても、大工さんが休んだのは3~5の3日間で、頭の下がる思いです。
さて現場の方ですが、4月末頃から本棚、テレビ台といった造作家具が順次組み立てられていきました。現場の状況(特に既存部分の高さなど)にあわせて設計図で描いた寸法を微調整しながら、完成時に納まり感の良い大きさになっています。この渡り廊下部分に設けた本棚も、大工さんと打ち合わせを行い、当初予定より少しだけ低く設えました。廊下幅も丁度良く、歩いていて楽しい空間になっています。本格的に連休があける来週からは壁などの仕上工事に進んでいきます。

220414 外壁
外壁工事も終盤に近付いています。
写真右手の今回増築部分、中央の既存部分、左の既存部分(増築)と、構造が異なる3つの建物をどうしたら一体感が出るのかを職人さんと一緒に検討し、高さやディテールを共通化して施工してもらいました。おかげで現地手加工となる部分も多く、予定以上に苦労されている部分も多いですが、ようやくゴールも近づいてきました。この日も、「この方が良いと思うんだけど・・・」というアドバイスをもらいながら、ともに完成像をイメージしながら打合せしました。
そして、この日のサプライズはお昼ご飯。大工さんの家で採れたタケノコを使った炊き込みご飯をお昼休みに調理したということで、1時過ぎに昼食をとらずに現場入りした私の分まで残してもらえてました。おかげで帰りの車で幸せな時間を過ごすことができました。ごちそうさまです。

220411 内部大工工事
2階増築部に設けた吹抜です。作業の安全性を確保するための合板を敷き、作業を進めています。一定間隔で彫り込んでいるのは横格子(ルーバー)を入れるため。窓からの光を直接通すと、日照条件や時間に寄ってのコントラストの差が付き過ぎて不快になる場合があります。そこで、光を拡散させるためと転落防止の二つを兼ねての役割となります。微妙に角度がついているので、図面に描くのは簡単ですが作業は少し面倒です。大工さん、ここが見せどころ。頑張って!
今日は初夏を感じる夏日の天候。でも室内はしっかり入った断熱材のおかげで涼やかでした。

220402 内部大工工事
4月に入り、心地よい好天が続いています。外壁工事も順調ですが、建物の内部では大工さんが苦労しながら接続部の工事を進めています。パネル工法の既存部分の補強と、増築部への渡り廊下の設置作業を行っていますが、「結構、大変です!」といつになく愚痴っぽい発言。でもこころなしか楽しそう。(※けっして愚痴をこぼされている訳ではありません。笑)
苦労して頂いたおかげで、当初予定通りかたちが見えてきました。開口部の補強も十分で、これで安心して暮らして頂くことができます。室内への光の入り方もシミュレーション通りで、また一つ心配事が消え、完成までの楽しみが増えてきました。

220328 外壁
既存部分と増築部分の外壁を同時進行で施工しています。同じ仕上とすることで、増築部分が目立つことなく一体感のある建物にみえるようになります。既存部分も一度増築されているので、どこを基準として施工するか、接続部分のディテールや異なる仕上げの取り合いをどうするかなど職人さんと詳細を打合せ、あとはいつも通りの丁寧な仕上げを楽しみに待つばかり。一昨日、強風が吹き荒れ、他の現場の応急対応などで忙しいなか、ありがとうございました。

220318 現場概況
サッシが取り付き、室内はすっかり明るくなりました。2階では大工さんが断熱材を施工し、1階では電気屋さんが配線を進めている様子が、ちょうど吹抜越しに同時に見ることができます。今日は既存部分の補強方針と既に設置されている増築部分の構造金物の確認を行いました。そんな感じで、新しい部分と既存の部分の進度の異なる打合せをするので、頭の中も「どっちの話だっけ・・・」とくるくる切り替えていく必要があります。既存部分、新しい部分と言っても完成するときには全て新しい部分に見えるよう頭を巡らしながら。いつもと違った、とても楽しい、緊張感のある監理となっています。

220314 上棟
増築部分のフレームが組み上がりました。新築現場でいうところの上棟です。まずは、住まい手さま、おめでとうごうざいます。
既存部分は階高に無駄がなく合理的にできているため、やや強めの勾配の屋根の水下側に増築する今回の作業は、写真で分かる通り高さ方向の余裕がありません。事前の計算で15㎜ほどの余裕をみていましたが、いざ作業となると5mmほどの余裕があったくらいでしょうか。加えて軒下の隙間で行う作業は困難を極め、職人さんたちに大変な苦労を掛けました。そんな状況でも、この方が作業しやすいよ・・・と最善策を考えていく作業を進めていく姿勢に感謝するばかりです。おかげで設計通りの最大限の空間を実現することができました。

220228 基礎工事
増築部分の基礎の配筋検査を行いました。小規模な基礎ということもあり、面倒な浮き型枠で施行してもらえました。底面と立上りを一体で施工できるので強度と止水の面で性能の向上が期待できます。肝心の鉄筋の施工も丁寧で、手直し箇所はありませんでした。検査の後、現場監督と一緒にアンカーボルトの位置などを微調整し、現場を後にしました。2月末という事もあり、日差しは暖かく気持ちの良い季節を迎えようとしています。さて、三月中旬には、いよいよ建て方です。

220216 選木
増築部に使う構造材の選木を行いました。雪が舞う寒い日でしたが、製材所の一部をお借りして、大切な木材を濡らすことなく作業を行うことができました。乾燥機から出たばかりの木材ですが、目立つような割れもなく一安心。一本一本のクセを大工さんと読みながら、
使用箇所を決めていきました。現場では既存部分の床下地を作っているところですが、こちらと並行して構造材の刻みが始まります。

220209 内部解体
既存家屋の内部解体が終わり、大工さんと新しい床の作り方、開口部の補強方法、新設部の施工方法などを打合せしました。既存家屋は規格型住宅だったため、解体して初めて詳細が分かることも多く、大工さん、現場監督さんと知恵を絞り、最善の回答で施行を進めていきます。検討の結果で工程も多少の変更があるかと思いますが、現場の皆さん、宜しくお願いします。

220126 着手前調査
工事の本格的着手の前に、既存住宅の仕様、寸法などの現況調査を行いました。
床下にもぐったり、部分解体を行なったり、床の傾き計測をしたり・・・。
短時間の間に手際よく調査を進め、どのように工程を組んでいくか、
設計の見直しは無いかなどをその場で打合せを行います。
また事務所に戻ってから実測した寸法をもとに㎜単位で施工検討などを行いました。
今回の工事では高さ方向の余裕が少なく、数ミリ単位の調整を大工さんと行い、
何とか施工可能な状態であることを確認できて一安心です。

220119 大工工事
既存の必要部分を解体している間に、増築部の基礎工事と大工工事を進めます。
今回は大工さんの手刻みとなりますが、加工に先立ち、棟梁が板図を作成しました。
この作業を通じて、頭の中を整理していくようです。
早速、施工の際に注意するべき点等を打合せし、
後日、現地にて詳細の測量をすることにしました。

211224 地盤調査
既存住宅の改修と隣地との間に増築工事を行うことになりました。
居間に差し込んでいた光をさえることになるため、
住まいの中心まで光を導くような計画としています。
まずは工事に先立って地盤調査を行いました。
既存部分は表層改良を行っているため、増築部分も地盤改良が必要です。
調査結果は当初予定していたよりも深い部分に指示することになりましたが、
想定の範囲に納まってくれたので一安心。
年明けから、順次工事に移っていきます。

こぼればなし

前の記事

2022夏