000 現場から ~木のオフィス~

251105 内装工事
竣工に向けて、最後の仕上げ工事が進んでいます。足場の外れた外部では玄関ポーチの石貼りの準備や排水溝の設置準備などが進められ、内部では塗装が終わり、クロス張りが始まりました。少し前から大きな課題となっていた天井の岩綿吸音板張りは大工さんの苦労の末、曲面のアール施工も無事終了。スチームを使いながらの調整が大変だったと聞きました。難しい施工にチャレンジしましょうと、要望されたクライアントにも喜んでいただけ何よりです。
この日で現場定例会議は終了し、あとは個別で打合せを進めていくことになりました。竣工まであと一息。皆さん、宜しくお願いします。

251028 足場解体
先週解体された足場が無くなって、遮蔽物のない外観が現れました。敷地にあった万代塀の水平線をトレースするような横長の構成となっていることが良く分かります。クライアントの要望の連窓ですが、実際のところは断熱性能の高い住宅用サッシをつなげたものです。建物の正面(写真の左手)2階にバルコニーがあることも分かります。内部では大工さんたちが天井の仕上材を貼ったり、壁の仕上材を施工したりで大忙し。その中を縫うように塗装職人さんが木部の塗装を進めてくれていました。玄関廻りでは、土間コンクリートの打設が進められ、いつも以上に賑やかな現場でした。

251022 内装工事
執務室は白系内装色の大きな空間ということもあり、トイレや給湯室廻りはヒューマンスケールと木材を使った暖かみのある空間にしています。手間のかかるスリット付の板材、山形の勾配がついた手摺など、大工さんの負担が大きいところでもありますが、黙々と丁寧に施工してくれる大工さんたちに救われています。明日はいよいよ足場の解体。楽しみな日が続いています。

251015 足場解体前検査
足場解体前に屋根と外装、サッシ廻り、雨樋などの施工確認を行いました。屋根面では、設置された太陽光パネルの作動確認も終え、ちょうど融雪装置の取付工事をされているところでした。こちらは降雪センサーでスイッチが入り、4℃程度の熱で雪を融かす装置です。冬季間の太陽光パネルの保護と発電の確保もあって大切な設備です。内部は木造階段を組立中で、大工さんと足もと周辺の納まりについて調整しました。面倒な手仕事も進んで提案して頂け、非常に助かっています。引き続きお願いいたします。

251008 外壁工事
足場解体まで2週間弱となりました。その前にということで、外部廻り中心に施工状況の確認を行っています。木のオフィスでは4種類の外壁を使い分けまています。モノトーンに近い色調で進めているので、随分と落ち着いた雰囲気の建物になりました。職人さんの丁寧な手作業で思っていた以上にきれいに仕上がっています。
一方で内装には無垢の木材を使っているので、暖かみのある雰囲気です。それまでは養生してあるので、竣工写真をお見せできるのはもう少し先になりますが、これからも工事終盤の様子をお伝えしていきたいと思います。

251001 内装工事
10月になりました。現場では床板の施工が始まっています。キャスター付きの椅子の使用を考慮して、硬くて幅広のカバ桜を選びました。無垢板に塗装をした時の吸い込みなどもあってか、材料の幅が微妙に異なります。また、これからの季節の空調による乾燥を考慮した調整に苦労しながらも丁寧に施工して頂きました。外部は外壁に社名サインも付いて、いよいよ足場解体の日が近づいているところです。

250924 大工工事
現場にて仕上げ材料と色の打合せを行いました。多くの方が関わると、まとまりのつかない状況になりかねない事がありますが、今回は色種別を増やさずシンプルな仕上がりを共通認識として持てていたので、色調も含めて良い感じにまとまりました。
現場では大工さんが造作家具の施工を進めています。少しずつ丁寧に作業されているのが印象的です。他にも電気工事の方が進み、前回と比べて実線の数が増えています。皆さん、ありがとうございます。ようやく涼しくなってきたので、手の動くスピードも心なしか速く見えます。

250917 内装工事
2階の内装工事が進んでいます。天井下地材が張り終わり、このあと仕上材を施工する予定です。今日は大工さんが照明ボックスを施工されていました。全体から見たら小さなパーツですが、少しずつ寸法を計測しながら製作されていました。外壁の施工も進んできたので、工務店さんと一緒に細かい納まり等の確認を済ませ、調整する箇所などを打合せしています。

250911 内装工事
1階の仕上が進んでいます。写真は倉庫の部分ですが、こちらは概ね合板のままで仕上がります。収納のための棚もつくので、背板となる合板は、仕様を示すための印字もそのままです。一部の梁は見せることにしました。その方が、空間の広がりを感じるとの判断と大きな面で仕上がったときの大味な感じを打ち消すためです。今日は仕上の色や品番などの宿題を沢山もらったので、サンプル選びに追われているところです。

250828 内装工事
2階は床・壁・天井の下地の施工が完了し、設備工事を待つ静かな状況。この間、大工さんたちは1階の下地施工を進めています。写真左手の一段低くなっている床はOAフロアを設置する場所で、ここにコピー機などをまとめてレイアウトします。今日は現場にて建具屋さんと玄関建具についいて調整しました。3週に渡る調整も、かなり前進した感じで一安心。他にも照明器具の取付や、雨樋の移置、仕上げ素材の選定など、検討事項が盛りだくさんの一日でした。

250821 鋼製建具工事
倉庫内部の鋼製ドアを取り付けています。内部からの搬出入が容易となるように引き分け扉を採用しました。工事開始まもない4月から打合せを進めてきたものがようやく取付となり、鍵の場所や納まり等を打合せしたのがずいぶん昔のように感じられます。この日は大工さんに板金屋さん、設備やさんに木製建具屋さんなども加わって、お盆が明けて活気に満ちた現場内です。

250807 空調設備工事
内部の断熱工事が終わり、空調機器の取付が始まりました。天井の下地を組むと配管の取付作業が難しくなるので、その前にということで日程調整を行い作業を進めています。この日は夜間より大雨が降り、日中も窓を閉め切っての作業となりましたが、断熱の効果もあって室温は控えめ。長く続いた酷暑もようやく峠を迎えたようで一安心です。壁状の柱もボリューム感が出て来て、少しずつイメージ掴みやすくなってきました。これからお盆を迎え、工事も折り返し地点。完成に向けたスパート前の小休止といったところです。

250724 太陽光パネル
窓回り、外壁などの建築工事と並行して設備工事も進んでいます。今週は太陽光パネルの設置が行われました。炎天下の作業で、屋根面はもとより周囲にめぐらされた足場も含めて、手に触れるところがどこも暑い!
電気工事の皆さんは休憩や水分補給をしながら作業をされていましたが、私だったら・・・と思うと感謝の念に堪えません。そんな暑さの中で忘れていけないのは冬期の落雪対策。屋根面の半分以上を覆うパネルは格好の滑り台。そこで建築側で雪止めを準備し、設備側で融雪マットを敷くことにしました。どれくらい効果があるかも含めて、経過観察したいと思います。

250717 外装工事
外部の耐力壁の施工が完了し、透湿防水紙が張られました。そして順次、アルミ建具の取付が始まっています。ガラス面の大きなものは、まずは枠だけ取り付けて、来週以降にガラスを取り付ける予定です。この建物は非住宅ですが、住宅用サッシを使用することにしました。流通品で性能が高く、費用が安いこと。万が一の時は内部からガラス交換を行うので、外部足場が不要になること、建物が2階建ての低層建築であることなどがその理由ですが、サッシを連続してつなげる際の制限が大きいので、窓の割付には大変苦労しました。その点もあって、施工チームには面倒をお掛けしていますが、徐々に施工されていく様子を見ることができ、嬉しい現場打合せでした。

250707 屋根工事
建て方が終わり、次は屋根の雨仕舞い。この日は板金屋根の成型作業。通常なら工場で成型したものを現場へ搬入するのですが、この現場では、屋根が大きい(屋根材が長い)、現地までの搬入ルートが狭いということから現場成型することとなりました。建物前面に屋根の長さと同じくらいの駐車スペースがあって良かった!と細長い変形敷地の恩恵に与っています。とはいえ、この日も気温は30℃オーバー。屋根の上は35℃を超えるような酷暑です。そのような天候にも関わらず段取り良く進めて頂いた職人の皆さん、お疲れさまでした。

250701 建て方(二日目)
4日間にわたる上棟作業が進んでいます。初日は1~2階、二日目は2階と屋根の施工が進み、ご覧の通り、内部の様子が少し見えてきました。大工さんたちの作業を見ながら、補強金物の確認などを行っています。そして少し立ち止まって、仕上がりのイメージを膨らませる・・・。そんな時間の中で1日が終わりました。おりしも初日から35℃を超える炎天下のなか。連日の高温で水分と塩分を補給しながらの作業となりました。明日以降も続きますが、どうぞ宜しくお願いします。

250606 脱枠
基礎のコンクリート打設も終わり、型枠が外れました。事前に施工されているアンカーボルト、ホールダウン金物などの位置確認、周辺の仕上高さの確認などを打合せしています。建て方が始まる月末までコンクリートの乾燥が進みそう・・・と悩ましいところですが、ありがたいことに間もなく梅雨入り。良い具合に湿潤養生ができそうです。逆に雨対策として気になる点も調整できたし、上棟までの製作物の施工図確認とそのあとの工事に備えた施工図作成に集中できそうです。

250522 配筋検査
基礎の配筋検査を行いました。100mm間隔で上下2段の鉄筋が組まれています。うっかりコンベックスや鉛筆を落としたらとるのも大変そうなくらいにみっちりと組んであります。職人さんから「次回はもっと簡単に!」と愚痴を頂きました。それでも、この大変な作業を終えた顔は満足そう。さすが職人魂。ありがたいですね。
さてこの鉄筋量ですが、これでも構造家からの要求を整理して、施工性も考慮した上での設計です。なにより令和6年能登半島地震の被害を受けた地域の近くですから、このくらいは必要になるのです。クライアントに安心して頂けたことが一番です。

250509 基礎工事
工事着手から1か月少々。現場は地盤改良や先行配管などが終わり、基礎工事の真っ最中。基礎の大きさに合わせて深さも5種類あって案外ややこしい。ここに更に細かく仕分けされた鉄筋が編まれていくことになるのだから、職人さんはとても大変。それを管理する現場監督や設計監理者も大変。。。建物の安全確保のためには大切な工程ですから焦らず丁寧に行きましょう。
個の現場では複数の関係者が情報共有できるようにと施工者の発案でグループラインで情報共有をおこなっています。おかげで、現場に常駐しなくてもおおよその状況把握や事前準備ができるので助かります。これから徐々に暑くなっていきますが、皆さん頑張っていきましょう。

250327 地鎮祭
年度末も押し迫った大安の日。木造2階建て事務所の地鎮祭が行われました。フェーン現象の影響で3月末にも関わらず28度を超える夏日を観測。少し風の強い時間帯となりましたが、クライアント、工事関係者が揃い、滞りなく工事の安全祈願を行いました。この後、地盤改良と基礎工事の打合せを行い、午後から基礎工事の着手、また事務所に戻ってからは構造材のプレカット打合せを行っています。
軟弱地盤のため地盤改良が必要な土地でしたが、木造とすることで自重を軽減し、地盤改良にかかる費用や構造そのものにかかる費用を抑えています。春を迎え、工事着手が多い時期。加工日程を調整して遅滞なきよう工期が進むよう頑張っていきたいと思います。建て主さま、本日はおめでとうございます。

