金屋町の家

 

今もなお残る古いまちなみの一角に建てられたこの住まいは、適度に仕切りながらも全ての空間が一体になるように計画されています。リビング、ダイニング、キッチンの連続する空間に仕切りがないのはもちろんのこと、この大空間につながるアトリエ、2階の寝室、子供室も住まいの中央に配された階段上部の吹抜を利用し、連続する空間としています。これらの大空間を暖めるのに地下水を利用したヒートポンプを使用し、エアコン1台分の電力消費で24時間暖かく過ごせるような試みが行われています。
基本テーマとした「美しく楽しい住まい」が実現でき、さらに地球環境の維持にも貢献できるような理想の住まいとなりました。

 

雑誌掲載:「えるふぷらざ」2009秋号、「SLOW HOUSE Ⅱ」、「電化住宅のための計画・設計マニュアル2012」