036 PH5 PLUS

私の住まいでは、ダイニングテーブル用にlouis poulsen 社(デンマーク製)の照明器具、PH5 PLUSを使用しています。1958年に設計されたPH5の改良型で、内部に朱や紫の彩色が施されている点が目印です。この美しいデザインが世界中で認められている証として、一目で模倣したとわかるような製品を数多く見かけます。
size:H285×W500φ(mm)
E26 150W×1

PHシリーズの照明の特徴は、何と言っても光源が直接目に入らない点にあります。ランプ直下のテーブル面は明るく照らし、人の目の高さには眩しさを発生しない。だから写真のように低めに吊るして設置することができます。また間接光のようにセード(笠の部分)から漏れてくる光が、器具の美しい造形をより立体的に演出しています。(ただし単体では周辺まで明るくする能力がないので、天井面などに補助照明が必要となります。)
私たちの設計する住まいでは照明器具にあまりお金をかけません。しかしダイニングなどの「晴れの場」的な空間には、その空間を特徴付けるような照明器具を設置しています。特にペンダントライト(天井からコードで吊るすような器具)に関しては、PH5の他、数種類を標準的に使用しています。建築単体で決定される「空間の質」には限度があり、それをさらに高めてくれるのが花や家具、照明器具なのです。(A)

036 PH5 PLUS” に対して2件のコメントがあります。

  1. soe より:

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    PH5の明かりいいですね
    間接的な温もりを感じる照明は凄く好きです
    ペンダントライトの標準がPH5とはさすがmiz-archさん!
    他の照明も気になりますが・・・

  2. miz-arch より:

    SECRET: 0
    PASS:
    照明一つで、空間が悪くなったりするので、照明器具の選択には意外と時間がかかったりしています。PH5は、ある程度オープンな見え方がするダイニングに丁度良いと思っています。
    他の照明についても、順次アップしていきますので、また寄って下さい(^^)

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