徳島に行ってきました

27、28日と徳島に行ってきました。
富山の県産材の品質をより良くしたいと考える方たちと一緒に、総勢12名で伺いました。出向かえて下さったTSウッドハウス協同組合の和田善行さんは、私の第2の先生でもあります。大阪の事務所に在籍していた折には、材木、製材、山、流通について、実践的に多くのことを教えて頂きました。和田さんは、自分の山から切り出した木をちゃんと使ってもらうために、設計者や、施工者に指導されておられます。徳島の木をどうにかしたいという気持ちがとても強く、そして、自分たちの木に誇りに思っておられます。今回の旅の目的は、TSの製材所見学が目的でしたが、富山の木の関係者の方々に、和田さんの木に対する熱い想いを直に感じて頂くことも、もう一つの目的でした。

久しぶりに訪れた製材所は、以前訪れた時と同じくようにとてもきれいに桟積みされ、床のフローリングに使用する材に至っては、赤味、白太と選木されてストックされていました。とても手間のかかる仕事ですが、これがTSの杉の品質が良い理由でもあります。今の時期はストックがちょうど切れる頃で、在庫が少ないとのこと。それでも2、3棟分以上の材料はありそうでした。きれいに整理整頓されている製材所は、とてもいい材料を出してくれる目安となります。山も同じで、下草がきちんと刈られ、枝打ちされた山の木はとてもいいものが出てきます。職人さんの一生懸命さが伝わり、その材を大切に使い切ることが、その思いに報いることだと思っています。一緒に行かれた方々も、とても参考になったと言っておられました。

百聞は一見にしかず。四国と富山。。。気候は違いますが、想いは同じです。私たちも今以上にがんばります。(K)