職業体験

わが家のGWは、毎年子供たちとお出かけをしています。今年は、以前より気になっていた「キッザニア甲子園」に行ってきました。本物さながらの街並みを子供サイズに建て、実在する企業の仕事をほんのちょっと体験する施設です。公用語は英語のようで、挨拶は英語にて「グッドイーブニング!」。これは夜の街をイメージしているからだとか。お給料も現金(通貨単位は“キッゾ”)にて支払われます。たくさんの子供たちが、各企業のユニフォームを着て働いたり、お客さん側になったりしていました。その間、親はただ見ているだけで手伝うことはできません。それも6時間!大人はお店の中に入室禁止で、仕事の予約などは子供たちに任せるのがお約束のようです。
親にとっては長く、子供たちにとってはあっという間の時間が過ぎ、うちの子供たちに感想を尋ねると、とても楽しかったようで、また行きたいといっています。仕事をして、お給料をもらう楽しさ、そのお給料を使う楽しさが分かったようです。小学校ぐらいの子供たちには、とても良い施設ですね。遊びの延長ではあるけれど、大人たちの世界を少し体験できるのですから。

最近、学生のインターンシップ制度の話題を良く耳にします。就職活動の一環として、利用することができるとのこと。確かに、就職する前にその職業を体験することはとてもいいことだと思います。建築といってもこの業界では、いろいろな選択肢があります。設計事務所、大手組織事務所、ゼネコン、住宅メーカー、工務店、建材屋など。就職を決める前に、自分にあった仕事内容を把握するのはインターンが一番いいのかもしれませんし、もしかしたら、建築以外の選択肢があるかもしれません。
私の時代には、あまり見られなかった制度です。おかげで、いろいろ回り道をしてしまいましたが、振り返るとその先々で出会えた人たちとは、今でも連絡を取り合うとても大事な友人となっています。兎にも角にも経験が一番大切ということなんでしょうね。(K)