木材研究所

木材の品質管理については以前にも記事にしていると思います。
木材の乾燥については、ずいぶん認知されるようになりました。
次は強度です。かなり前から木材の強度を測ってみたいと思っていましたが、
測るには、かなりの設備が必要となり、気軽に測ってほしいと言えない状態でした。
しかし富山木材研究所で、気軽に測れるソフトを制作していたのです!
そこでさっそく、木材研究所に行って講義を受けてきました。
必要なものは、ノートパソコン、マイク、金槌、重量計の4つ。
材木の小口を金槌でたたいて、周波数を測るというシステム。
その周波数を解析して、瞬時に強度(ヤング係数)が出てくるのです。

すごい!

構造計算をすると、時々強度の高い材料を必要とすることがあります。
富山県の場合、県産材の強度を測る手段がなく、柱を増やしたり、
材の木目の積み方から推測したりで採用してきましたが、
これを使えば適切に強度確認と管理ができます。
まずは、木材研究所と私たちの現場にて検証して、皆さんに広めていけたらと思います。
興味のある方は、ご一報くださいね。(K)

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