000 現場から ~木のオフィス~
250717 外装工事
外部の耐力壁の施工が完了し、透湿防水紙が張られました。そして順次、アルミ建具の取付が始まっています。ガラス面の大きなものは、まずは枠だけ取り付けて、来週以降にガラスを取り付ける予定です。この建物は非住宅ですが、住宅用サッシを使用することにしました。流通品で性能が高く、費用が安いこと。万が一の時は内部からガラス交換を行うので、外部足場が不要になること、建物が2階建ての低層建築であることなどがその理由ですが、サッシを連続してつなげる際の制限が大きいので、窓の割付には大変苦労しました。その点もあって、施工チームには面倒をお掛けしていますが、徐々に施工されていく様子を見ることができ、嬉しい現場打合せでした。
250707 屋根工事
建て方が終わり、次は屋根の雨仕舞い。この日は板金屋根の成型作業。通常なら工場で成型したものを現場へ搬入するのですが、この現場では、屋根が大きい(屋根材が長い)、現地までの搬入ルートが狭いということから現場成型することとなりました。建物前面に屋根の長さと同じくらいの駐車スペースがあって良かった!と細長い変形敷地の恩恵に与っています。とはいえ、この日も気温は30℃オーバー。屋根の上は35℃を超えるような酷暑です。そのような天候にも関わらず段取り良く進めて頂いた職人の皆さん、お疲れさまでした。
250701 建て方(二日目)
4日間にわたる上棟作業が進んでいます。初日は1~2階、二日目は2階と屋根の施工が進み、ご覧の通り、内部の様子が少し見えてきました。大工さんたちの作業を見ながら、補強金物の確認などを行っています。そして少し立ち止まって、仕上がりのイメージを膨らませる・・・。そんな時間の中で1日が終わりました。おりしも初日から35℃を超える炎天下のなか。連日の高温で水分と塩分を補給しながらの作業となりました。明日以降も続きますが、どうぞ宜しくお願いします。
250606 脱枠
基礎のコンクリート打設も終わり、型枠が外れました。事前に施工されているアンカーボルト、ホールダウン金物などの位置確認、周辺の仕上高さの確認などを打合せしています。建て方が始まる月末までコンクリートの乾燥が進みそう・・・と悩ましいところですが、ありがたいことに間もなく梅雨入り。良い具合に湿潤養生ができそうです。逆に雨対策として気になる点も調整できたし、上棟までの製作物の施工図確認とそのあとの工事に備えた施工図作成に集中できそうです。
250522 配筋検査
基礎の配筋検査を行いました。100mm間隔で上下2段の鉄筋が組まれています。うっかりコンベックスや鉛筆を落としたらとるのも大変そうなくらいにみっちりと組んであります。職人さんから「次回はもっと簡単に!」と愚痴を頂きました。それでも、この大変な作業を終えた顔は満足そう。さすが職人魂。ありがたいですね。
さてこの鉄筋量ですが、これでも構造家からの要求を整理して、施工性も考慮した上での設計です。なにより令和6年能登半島地震の被害を受けた地域の近くですから、このくらいは必要になるのです。クライアントに安心して頂けたことが一番です。
250509 基礎工事
工事着手から1か月少々。現場は地盤改良や先行配管などが終わり、基礎工事の真っ最中。基礎の大きさに合わせて深さも5種類あって案外ややこしい。ここに更に細かく仕分けされた鉄筋が編まれていくことになるのだから、職人さんはとても大変。それを管理する現場監督や設計監理者も大変。。。建物の安全確保のためには大切な工程ですから焦らず丁寧に行きましょう。
個の現場では複数の関係者が情報共有できるようにと施工者の発案でグループラインで情報共有をおこなっています。おかげで、現場に常駐しなくてもおおよその状況把握や事前準備ができるので助かります。これから徐々に暑くなっていきますが、皆さん頑張っていきましょう。
250327 地鎮祭
年度末も押し迫った大安の日。木造2階建て事務所の地鎮祭が行われました。フェーン現象の影響で3月末にも関わらず28度を超える夏日を観測。少し風の強い時間帯となりましたが、クライアント、工事関係者が揃い、滞りなく工事の安全祈願を行いました。この後、地盤改良と基礎工事の打合せを行い、午後から基礎工事の着手、また事務所に戻ってからは構造材のプレカット打合せを行っています。
軟弱地盤のため地盤改良が必要な土地でしたが、木造とすることで自重を軽減し、地盤改良にかかる費用や構造そのものにかかる費用を抑えています。春を迎え、工事着手が多い時期。加工日程を調整して遅滞なきよう工期が進むよう頑張っていきたいと思います。建て主さま、本日はおめでとうございます。