熊本地震の発災から1週間

残念なことに、また大きな地震が発生してしまいました。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。また、支援活動に当たられている皆さんには、連日の猛暑のなか、頭の下がる思いでいっぱいです。2年半前に発災した能登半島地震直後の様子を思い浮かべながら状況をトレースしているところです。
さて、昨晩も状況把握のために見ていたニュース番組で、専門外のコメンテーターが、「重い瓦が原因で家屋が倒壊した・・・」というような内容で解説を加えていました。本当に残念です。こういった断片的な報道によって不安になる方が多数出ることの実害は計り知れません。
実際に重量物が高いところで揺れると振幅が増えるので要因の一つになりますが、これは1995年の阪神淡路大震災を経て、下部構造が脆弱であることが周知され、行政側からも耐震改修の促進が図られていました。しかし、高齢者が多い地域では耐震化率が上がらず、今回の被災エリアでも60%に達していないとのことです。ちなみに奥能登エリアでは50%前後でした。重い屋根がNGであるなら、鉄骨造やRC造はどうなの?考えれば直ぐ分かります。
これから来るであろう大規模地震に備える地域の皆さま、未被災地の皆さま含め、瓦をあきらめるのではなく、下部構造の耐震化ならびに耐震改修を進めて頂きたいです。(A)

