ひばりの家

家族の成長にともない、少し手狭になってきた住まいの拡張と、リモートワークのための空間を設けました。大手ハウスメーカーのパネル認定工法の住宅改修と増築工事で、型式認定をとっている既存部は構造を迂闊に触れず、居間の南面する2間幅の履き出し窓が解決の糸口でした。この開口の前に単純に増築したのでは室内は暗くなるばかり。そこで開口部の位置と吹抜の形状を検討し、室内の深い部分まで光が届くような計画としています。また、増築に合わせて改修した1階も同じ質感とすることで、内部に入れば増築既存の境界は分かりません。今回の改修にあわせて外壁改修も行ったので、もう新築と変わらない状態。今回の改修で手を付けなかった、2階の個室と玄関廻りの建具などが歳月を感じさせるだけ。気持ちを一新して暮らして頂けます。
この住まいを通じて、お子さんたちがのびのび成長し、大きく羽ばたいてくれることを願っています。