035 座卓と食卓
写真は「下大久保の家」で採用されたテーブルです。
天板の材質は胡桃で製作はkino workshopさんにお願いしました。
size:W2000×D900×H350~700
下大久保の家では居間に置くテーブルを含めて提案させて頂きました。子供がまだ小さいので椅子に座ることができないが、将来は通常のテーブルでの食事も考えたいとのこと。そこで写真のようなテーブルを提案しました。通常は座卓として使用しますが、希望に合わせて脚(写真のテーブル左にある2組の箱)を付け足すことで、ダイニング・テーブルへと可変できるようになっています。また、脚の部分は箱型とすることで居間周辺に散らばるようなもの(ティッシュボックスやリモコンなど)を収納できるようにしました。
このお宅の住まい手は変則勤務なのでご夫婦の食事時間も合わないことが多く、一人のときは短時間で食事を済ませることができるようにキッチンカウンター、(写真のルーバー奥)を利用できるようになっています。子供が一緒のときは、普段使用していないテーブルの脚(箱)を椅子代わりに使ったり、その時々で対応がきくようになっています。多用途に、そして永く使える・・・。私たちの設計思想をかたちにしたような家具です。(A)
“035 座卓と食卓” に対して2件のコメントがあります。
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可変式のテーブルいいですね!
用途に応じて使い分けが出来て使っていない時の脚がまた機能を持っているという点すごくいいです
さらに木の風合いも良さそうなので使い込んだ時の楽しみもありますよね
家と共に飴色に育った時に再度見てみたいです
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soeさん、ありがとうございます。
いいものが出来たときは毎回、自分の家にも欲しい!という気持ちになってしまいます。かといって置くスペースも無く・・・。
こればかりは仕事がら仕方の無いことですね。
メンテナンスを含め、住まい手の方々とは一生のお付き合いとなりますから、どんな味が出てくるか継続的に観察できるのが、この仕事の楽しみの一つです。