000 現場から ~出窓の家~
210722 竣工
210716 台所工事
台所の水栓は、いつものTOTO製のバージョンアップ。
世間では非接触型の水栓に補助金が出るほどになっています。
しかし、今回は非接触までいかないタッチ式。
非接触型は100Vの電源が必要で、停電時には手動に切り替え可能と説明されていますが、
なかなかその際思い出すかどうか!
非接触まではいらないということで、このタッチ式となりました。
どれくらいでタッチするのかが不安でしたが、意外と優しめにタッチしても大丈夫のよう。
また、使用感を教えてもらおうと思います。
210711 左官工事
住まい手さんに外壁のペンキ、内部の左官、
そして翌週には床のワックス塗をお願いしています。
子供が大きくなると、それぞれが忙しくて一緒に何かをするということもなくなってきます。
わが家もそう。
今回は戦力になる娘さんも参戦してもらえるようスケジュールを抑えていただきました。
とても器用で丁寧なご家族でした。左官の壁もとても上品に仕上がっています。
暑い中もくもくと作業をする後姿を微笑ましく見てました。
ご家族の皆さん、お疲れさまでした。
210629 大工工事
前回の報告から、ずいぶん間が空いてしまいました。
工事も佳境に入ってきています。
決めることがたくさんありすぎて、頻繁に住まい手さんとお話ししています。
お仕事帰りにお話しさせてもらえるのでとても助かっています。
プランの時から迷走していた玄関の框の形状。
机の上での検討もし、現地で土間にテープを張って確信し、
ようやく型取りの日を迎えました。
玄関のポスト、鍵、収納の扉、下足入、傘。
面白いくらいに出てくるアイデア。
住まい手さんもたくさん調べてもらって。
写真は直線に見えるけど、ほんの少しRがついてます。
どのように仕上がるか、竣工写真などでお見せできればと思います。
210514 設備工事
外部の足場が取れて、1階の造作がどんどん進んでいます。
住まい手さんとの打ち合わせも最終段階。話したいこと満載です。
こちらに来て20年ほど。たくさんの住まいをお手伝いしてきました。
すると、メンテナンスに係ることも増えてきます。
施工した時の写真がとても重要。
配管など隠れてしまうところをちゃんと記録しておかないといけません。
時間がたつとどうしても忘れがち。
ということで今回も床を貼る前に配管などの写真を取っています。
最近の水道配管は継ぎ目なく施工するようになり、漏水ということはとても稀ですが、
床下のどこに配管したのかを記録するようにしています。
210413 内装工事
2階がどんどん出来上がっています。
寝室の横に作ったご主人の部屋。この家の一番高いところにあります。
3帖しかない空間ですが、窓からの景色がとても素晴らしい。
山並みと地鉄電車が見渡せる見晴台のような空間となりました。
この家は、家族それぞれに居心地のよい空間を作っています。
ほんの小さな空間ですが、個人の思いが詰まった空間となりそうです。
210311 トップライト
屋根付きの駐車場と本体をつなげたため、奥まったところが若干暗いかもということで、
トップライトを設置しました。
最近、トップライト廻りの修繕の相談を受けることが増えました。
結露や、防水コーキングの劣化などがおもな原因のようです。
私自身あまりトップライトを提案しないので、今回の提案には勇気がいりました。
屋根の勾配も緩いため、板金屋さんと大工さんといろいろ納まりを検討しました。
北陸の場合、雨ではなく、積雪も考えないといけません。
メーカーの推奨納まりではなく、経験と知恵を出し合っています。
幸い、頻繁に目視できる場所なので、定期的に点検をしていきたいと思います。
写真ではさらっと見えますが、板金屋さんと大工さんの経験が複雑に詰まっていますよ。
210228 上棟
待ちに待った晴れ間でした。
連続した晴れ間がないと屋根の作業が出来ない仕上がりのため、
本当にありがたい週末となりました。
今回は、空間に段差を設けたため、いつも以上に難しいと棟梁に言われ続けました。
大きく開いた窓からは、山が見えてなかなかの眺望。
富山に移住して19年。山を愛でるようになりました。
少しづつ富山になじんでいるような気がします。
住まい手さんも楽しんでもらえたようです。
さて、折り返し地点。これから細かい作業が増えていきます。
頑張っていきましょう。
210220 土台敷き
学校も休校になるほどの雪が積もり、ドキドキする日が続きました。
しかし、週末の上棟に向けて準備が始まっています。
春のような天気になり、土台を敷く作業も汗ばむ陽気です。
基礎の周囲の雪かきをし、基礎の中の除雪しながらの作業。
口も手も滑るように動く大工さんたちを横目に、せっせと働きました。
プール状態となった基礎はポンプにて排水するようです。
天気も良くなりそう。さらにドキドキが増しそうです。
210213 合板塗装
良いお天気の土曜日。
出窓の家も塗装作業となりました。
駐車場の天井をプラネットカラーにて塗装しています。
今回は、奥様と娘さんが時間を取ってくださいました。
大工さんの下小屋の近くの小屋にて黙々と。
駐車場の天井兼構造面材となる構造用合板は、すでに張られる寸法に切断済み。
それを順々に塗装していきます。
塗装しながらいろんな話をするのもとても楽しい時間です。
建て方をする前の材料のプレカット作業が進んでいます。
210118 刻み
大雪となり、現場は基礎のコンクリートを年末に打った後、近寄れず。
ここ数日の天候の回復で、ようやく型枠を外すことが出来ました。
大工さんの作業小屋も車の駐車ができないから、もう少し待てとの指示。
こちらもようやくたどり着くことができ、
昨日たまりにたまった質問をしに出掛けました。
吐く息も白く、黙々と2人が仕事をしています。
刻み作業は屋根まで進んだ模様。
斜め材や、ボルトやらたくさんの墨を打ち、
大きい丸鋸、小さい丸鋸を使い分けて刻んでいました。
刻みのことで頭がいっぱいのようで、打ち合わせも駆け足で。
201223 コンクリート打設
12月も半ばになりついに積雪。
基礎の底盤を打ち終え、積雪でいったん休憩。
立ち上がりのコンクリートを打つタイミングを待っていました。
配筋された型枠をビニールで養生をしてくれています。
今日はそれを外し外し、ボルトの位置の確認をし、
コンクリートの中の鉄筋の位置を確認して、立ち上がり部分のコンクリートを打設しました。
今日はほんとに良いお天気でした。現場と遠くの山を見ながら打設状況の確認。
このまま養生して、お正月明けに型枠を外します。
大工の下小屋で行っている構造材の刻みも順調です。
こちらの様子は、また次の機会に。
201210 配筋検査
材料の搬入を終えて、木組のチェックをしたり、納まりのチェックを終えて、
ようやく墨付け作業に進んでいます。
最終の図面をいただかないと板図はかけないと急かされ、
ようやくスタートラインに立ちました。
構造に必要なボルトの位置や、壁倍率(壁の強度)を軸組図に落としていきます。
大工の作業と同時進行で、基礎の準備です。
今日は、配筋の検査をしてきました。
そこで、建物の重心に地鎮祭でいただいた鎮め物を基礎の下に埋めます。
計算の仕方は、建築の構造 断面1次モーメントの計算方法で応用できます。
丁度、階段の2段目付近。
方位なども検討しながら納めました。
明日はコンクリートを打設します。
神様。これからもよろしくお願いします。。。と手を合わせ現場を後にしました。
201114 地鎮祭
良いお天気の中、地鎮祭を行いました。
晴れ男と晴れ女のご夫婦でしょうね。
振り返ると打合せはいつも、お天気だった気がします。
この調子で上棟まで威力を発揮していただきたい!
さて、住まいの名称ですが「出窓の家」と付けました。
景色を見通せる大きな出窓をどうやって楽しむかが、
大きなポイントになるのかと。
図面上では測れない景色を暮らしにどう取り入れるか?
出っ張りをどう活用するか?
私も、住まい手も頭をひねって考えています。
簡単そうで難しい課題となりました。
忘れないように、こう呼ぶことにしました。