015　表札

これは「白い家」（私の住まい）の表札です。（木製）
写真左が日中、右が夜間に撮影したものです。
仕上：ガルバリウム鋼板

名前をあまり目立たせたくない（実は控えめな性格なのです）というコンセプトで作られた表札は、日中は無表情。だけど良く見ると、白いアクリル板の上に何か書いてある。。。立体感を持たせた切り文字（アクリル）が、表札であることを印象付けています。これが夜間になると一転し、アクリル版が光り（背面に蛍光灯が仕込んであります）、文字の部分が陰となって名前が判別できるようになっています。
あれこれ考えているうちに、せっかく作るなら表札だけじゃもったいない。外灯を兼ねたらいいじゃないか！しかも外灯を目立たないように作ることができるかもしれない。というアイデアが浮かび、このようなデザインになりました。しかも、もったいない精神は暴走し、ついにはインターホン（左下のシルバーの部分）と郵便受け（右手半分を占める部分で手前に開きます）を加えて完成しました。ちなみに左上の青い物体は、美術作家さんに製作して頂いた（竣工祝いにと半ば強引に頂いてきました）オブジェです。
当初より表札として機能はしていましたが、インターホンが組み込まれいることに気付かない方も中にはいらっしゃいました。さらには困ったことに郵便受けとしての認知はゼロに近い状態でした。結局、郵便配達の方を待ち伏せして、ポストである旨を伝えました。勿論、早朝に新聞配達の方にも説明したことは言うまでもありません。(A)