064 薪ストーブ
「白い家」では冬期の暖を写真の薪ストーブでとっています。このストーブは建築家の中村好文さんによってデザインされたもので、シンプルなかたちが好きで購入しました。他の薪ストーブにあるような特別な機能もなく機能的にもシンプルなのですが、その分メンテナンス等にも気を使わなくて済んでいます。
販売元:憩暖
ある日のこと、雑誌に掲載された白い家をご覧になった方が訪ねてこられました。目的はこの薪ストーブです。発売元の他、使い勝手やディテールなどを確認された後、お帰りになられましたが、本当にストーブ以外のものは目もくれられなかったので、こちら側が拍子抜けしたことを覚えています。そのくらい魅力的なストーブなのでしょう。(かくいう私たちもその魅力に取り付かれたものの一人ですが。)
現在販売されている薪ストーブには火をイメージした模様などが施された「装飾的」なものが多いのですが、果たしてこのような模様は必要なのでしょうか。これが他社製品に対するアドバンテージを得るためのだとしたら、いささかお粗末です。このストーブのようにシンプルでも魅力的なかたちであれば、高いアドバンテージを持つことができるのではないでしょうか。このことは住まいのかたちについても同じで、表層はきれいに整えることは必要でも、装飾する必要は全くないと私は考えています。特別な機能は無いけれどシンプルできれいなかたちの住まい。これが私たちの理想です。(A)
“064 薪ストーブ” に対して2件のコメントがあります。
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そうですか、中村好文さんのデザインですか。いいですね。
中村好文さんは私たち夫婦が大好きな建築家の一人です。特に私は中村好文さんの「住宅巡礼」を読んで、建築が好きになりました。(ち)
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住宅巡礼は私も読みました。好文さんのスケッチは温かみがあって、私もああいうのが描けたら・・・といつも思っていますが、なかなか思うようにいきません。