既存家屋の耐震補強


梁が外れないように金物を追加。建物の変形を抑えるために火打ち金物を追加設置。

梁が外れないように接合部に金物を追加。あわせて断熱改修も行っている。

建物の改修を行う際は、まず第一に「建物が潰れないこと」を念頭に考えています。
12年に住宅医になった際に勉強した内容があまり更新されず現在に至っています。
という事は、補強の方法は劇的に進化していないという事で、
柱が折れないように、梁の仕口が外れないようにすることが基本です。

他にもいろいろありますが、この二つに尽きるのではと。
改修する家のほとんどが、耐震性を強化する必要があり、
見えないところで補強をしています。
補強と断熱が改修の使命とも言えます。
つなぐ家のようにスケルトン(構造体だけ)にして改修する場合はあまり難しくはありませんが、
住みながら、安価に、簡単に補強をすることはかなり難しいと思っています。
それでも、安価で簡単なを望む方が能登半島地震以降、増えています。
絶対安全!という事は言えませんが、上記2点の基本をもとに、
建物の補強をすることをお勧めしたいです。(K)

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