141 こころ安らぐ住まい


今月の初めに、東日本大震災以降、災害からの復興や教訓を語らう場として設けられた公開討論会「みやぎボイス」に参加してきました。今年は関東大震災から100年を考える内容のプログラムですが、その前に復興の現状を見ておこうということで、前日に石巻から女川までの市内、海岸沿いの復興の様子を見てきました。2017年に復興途中の被災地を回りましたが、それから確実に進んでいます。仮設住宅跡に建てられた市民文化施設、堤防と建築が一体となったランドスケープ、活動再開のための商店街、高台へ集団移転した住宅団地など、良い点、良くない点などいろいろと考えさせられる内容でした。
そして本番当日。頭の中を目一杯クリアにして臨みましたが、6つのうちの1つのテーブルの進行役の大役を授かったこともあり、終始緊張のまま終了を迎えました。皆で議論した内容の記憶も薄いままですが、「内容も濃く良かったです」との感想も頂き、一月ほど経ってようやく安堵しているところです。これを機に、これまでの「丈夫で長持ちする住まい」というテーマに加え、災害に遭ってしまった際などの非日常時にも「こころ安らぐ住まい」というテーマを加えて考えていきたいといます。(A)

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